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インプラント治療手術

インプラント処置の2回法とは?

インプラント処置の2回法とは?

歯の無い所に入れるのがインプラント治療ですが、状況によって分類されています。(インプラントを入れる事を埋入と言います。)

ここでは【2回法】と呼ばれる方法についてご説明します。
1回目にインプラントを埋入する手術(1次手術)を行いますが、この時インプラントは歯茎の下に入れてしまいます。その後一定期間(インプラントが骨としっかり付く為には、上顎で3~6か月、下顎で2~4か月休ませる必要があります。)経ってから、2回目の手術として歯茎の下のインプラントの顔を出して、骨と付いているかを確認します。

この為【2回法】と呼ばれます。

状況によっては1回で済ませられる方法【1回法】も行います。

1回目の手術(1次手術)の分類について

主に、下記の様に分けることができます。

①既に歯の無い部分へ入れる場合。
(【成熟側埋入】と言い、従来からの方法です。)

②現在抜くべき歯が残っていて、それを抜いて、傷が治ってから入れる場合。(【抜歯待時埋入】と言い、これも従来からの方法です。)

③現在抜くべき歯が残っていて、それを抜くと同時に入れる場合。 
(【抜歯即時埋入】と言い、最近の方法です。)

なぜ、このように分類されるか?

歯の周りの骨(歯槽骨)はその歯を支える為にあるのですが、歯が無くなった途端に不用になり、どんどん無くなってしまいます。

特に始めの数か月で元の大きさの60~70%になると言われてます。

急激な減少はそこからは緩やかになりますが、その後は年間約0,5mm前後ずつ減少すると言われています。つまり、抜いてからの年数が長いほど骨が無くなってしまうのです。

歯周病は抜く前に病的に骨が溶けてしまう為、更に状況は厳しくなってしまいます。

残念ながら、インプラントを埋入しても骨が無くなる事を止められませんが、インプラントを通して骨の中に力が加わると、その刺激で骨が弱くなる事を抑える事が出来ます。

①成熟側埋入

通常、骨に問題がなければ、専用ドリルで穴を堀り、インプラントを埋入します。

②抜歯待時埋入

抜歯して、ある程度歯茎が落ち着き、骨が無くなりが少ないうちに埋入します。上記の成熟側埋入より条件が有利になる事が利点です。



③抜歯即時埋入

抜歯した部分(条件が揃っていれば)に、インプラントを埋入し、
体が持っている自然治癒力を生かしてインプラントを骨と付けてしまう方法です。

新たに手術をする必要が少なく、痛み、腫れがほとんどなく、
シンプルで患者様のストレスが非常に少ない方法です。当医院でも一番推奨している方法です。

でも、シンプルで簡単な様ですが、難易度は高く、埋入する位置、深さ、
残っている骨の状況判断が非常に重要になります。

場合によって、抜歯後、歯茎の回復を待ってから埋入した方が良いと判断した場合は、
上記の抜歯待時埋入を選択する事もあります。